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水の龍となって超高層ビルを駆け上がる。 [環境]

~超高層ビル街に見るヒートアイランド現象とは~

ヒートアイランド観測データをこのブログに書き込みながら、解説を別なブログに書きこんでしまいました。重複しますが、ここに載録します。
http://biotope-koto.blogspot.com

◇1月14日(木)ビオトープ《東雲二丁目公園PES》が初めて全面凍った。今年ビオトープに氷が全面的に張ったのは先にも後にもこの時だけであった。11日頃から最高気温が5℃前後、最低気温が0℃前後となり、16日には「水位」が±ゼロとなった。この時点で一応「底漏れ」の疑義ははれた。この後「水位」は2月5日頃までマイナス3~5mm間に留まった。2月末から3月上旬にかけて、気温の上昇とともに「水位」がマイナス5~10mm、10~15mmと下がっている事はその後の「水位」観測の結果からも自明である。

◇3月13日(土)現在受講中のビオトープ講座の野外実習として《仙台堀川公園PES》に行った。そこには大・中のビオトープがあったが、東雲二丁目公園PESと同じ大きさの《中》のPESには水道の蛇口はなかったが、しっかりと水はあった。ビオトープは自然の雨水という。公園の周辺には中層のビル・マンションがあっても超・高層ビル・マンションはなかった。単純な観察ではあるが、少なくとも辰巳水門(運河)沿えに7棟の超高層ビルが立ち並ぶ東雲地域の環境とは異なる。

◇超高層ビルの「人気」と冷暖房が吐き出す「排気」は《龍》が天に向って上昇するがごとく、周辺の「大気」と「水分」を巻き込んで超高層ビルの壁面を這い上がってゆく。これはまさに《ヒートアイランド現象》そのものである。この現象は、海辺から離れた内陸側に突然の《豪雨》《龍巻》《突風》となって現れる。大都市化と超高層化とともにこの現象はますます大きくなる。

◇中途半端な屋上や壁面への《緑化》促進の条件をつけても《地球温暖化》や《生物多様性》への解決策とはならない。この感覚的認識は、ビオトープの《水位観測》と《水補給》に日参する実感的体験から来ている。


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